ペット用品の洗濯はどうするの?

 

可愛いペット。
一緒にいると、とても癒されたりしますよね。
今や、ペットとは言え、ペット用の洋服であったり、ペット用のベッドなど、ペット用品売り場には、様々なアイテムが用意されています。

家族の一員ともいえるペットですが、ペット用の洋服や毛布、ぬいぐるみのおもちゃ等々、定期的に洗わなくてはいけないものも数多くあります。

いったい、このようなペットグッズはどうやって洗濯をすればいいのでしょう。

ペット用品の洗濯で気になる点は?

1.ニオイ

まず気になるのは、ニオイです。
普段一緒に生活をしていると、あまり気にならない方もいるかもしれませんが、ペット用品につくニオイは飼い主が思っているよりかなりキツイ臭いを放っています。
次項でお話をしますが、ペットと人間の皮脂汚れには違いがある為、私たちの衣類用の洗剤では落とせない汚れがあります。
ペット用の専用洗剤が販売されているので、そちらを使用するのもいいかもしれません。

2.毛

毛の抜けないペットもいますが、犬や猫など、毛の抜けるペットを飼っている方も多いのではないでしょうか?
ペット用品と一緒に洗濯。
すると、私たちの衣類に、ペットの毛が大量に付着する場合があります。
コロコロなどで、あらかじめ毛を落としておいてから洗濯をしましょう。
大量の毛が付着したまま洗濯機を使用すると、洗濯機の故障の原因にもなります。

3.菌

ペットに着せている洋服だったり、ペットが使う毛布などは、人間とは違う菌を持っていたりすることがあります。
まずは菌の繁殖を防ぐために、湿った状態が長く続くようなことは避けるようにしましょう。
これは私たちのお洋服の洗濯に言えることですが、風通しの良いところに干したり、扇風機などで衣類の間に風を送ってあげると、早く乾き、菌の繁殖を抑えることができます。

ペット用洗剤を利用する。

「ペットは家族も同然。」
「洗濯は一緒にすればいい。」
と思っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、ペットと人間の洗濯物は分けて洗った方が実はいいんです。

皮脂汚れの成分が違う

私たちの洋服につく汚れの中に、皮脂汚れがあります。
この皮脂汚れですが、成分はどんなものが入っているか知っていますか?

人間の場合
トリグリセリド(30%)
遊離脂肪酸(30%)
脂肪族アルコールの脂肪酸エステル(15%)
コレステロール等のステロール類(7.5%)
脂肪族炭化水素(7.5%)
スクワレン(5%)
その他

犬の場合
コレステロールエステル(80%)
コレステロール(10%)
脂肪酸(6%)
その他

全く成分が違うことがわかります。
ということは、汚れを落とすための洗剤も人間とは違うものを使用しないといけないということがわかります。

しつこい汚れはつけおき洗いをしましょう。

 

私たちの衣類でも、しつこい汚れの場合は、つけおき洗いをします。
これは、ペットの衣類や毛布なども一緒です。
ペット用の洗剤に、30分から1時間程度つけ置きをおこなって洗いましょう。
但し、あまりつけ置きの時間が長くなると、洗ったペット用品が痛んでしまう恐れがあります。
気をつけましょう。

洗濯表示をしっかり確認しましょう。

私たちの衣類を洗濯するときにも、必ず確認しなくてはいけないのが、洗濯表示。
この洗濯表示をしっかり確認しないと、ペットの衣類や、タオルなどがすぐにダメになってしまう場合があります。
また、逆に汚れやニオイが全く取れない!
なんてこともあります。
洗濯表示は必ず確認するようにしましょう。

洗濯の頻度は、最低週に1回!

私たちの衣類は、ほぼ毎日といっていいほど洗濯をしています。
では、ペットの衣類はどの程度の頻度で洗濯をした方がいいんでしょう?

動物は自分のニオイをつけたがります。
とはいえ、そのまま洗わずに放っておくと、衛生的によくありません。
毎日洗濯するにこしたことはありませんが、最低週に1回の洗濯を目途に考えましょう。

洗濯機のケアも忘れずに!

毛の抜けないペットもいるとは思いますが、一般的にペットの毛はよく抜けます。
私たちの衣類がペットの毛だらけなんてことも。
そんな私たちの着る洋服も、洗濯をする前に、コロコロなどでしっかり毛を落としてから洗濯をしましょう。
しかし、落としたつもりでも、意外と毛は衣類についているものです。
また、ペット用品の洗濯の場合は、なおさらです。

そんなペットの洗濯をする場合、衣類や用品だけでなく、洗濯機のケアも大切です。
こまめに洗濯機のケアをすることで、故障を防ぐことができます。

 

まとめ

ペット用品の洗濯ですが、私たちの衣類と一緒に洗うのではなく、ペット用洗剤を使用して、最低週1回程度のお洗濯を行いましょう。
可愛いペット。
いつでも清潔な環境を心がけましょう。